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仏師 金丸悦朗の挑戦

kanamaru.exblog.jp

追求し続けた いのち・エネルギーの表現





《 第 百 九十三 尊者






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材は 楠(くすのき)・・

大きさ・・この 第 百 九十三 尊者 の 大きさは 

  総高     頭頂まで   7 . 5 c m 、
        岩台座の幅  7 . 6 c m 、  奥行   6 . 7 c m 、
      頭の長さ   2 . 5 cm 、
お膳  幅 2 . 5 c m 高さ 1 . 2 c m


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この 羅漢さん 、

酒膳を 恭しく 頂戴したところの ようです 。

( 誰かに 差し上げるところでしたら 正座を するでしょうし 、

徳利を 手前に 置くのではないか ・ ・ と 思うからです 。 )
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上から見てみますと・・
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下方から撮ってみました。
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彫りにくい所でも 手抜きしないのが

仏師の ポリシー 、

膳の下の 内側の 足も 手指も 

ちゃんと 彫ってあります 。






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酒膳を 恭しく頂戴する気持ちは

正に 仏師の気持ちそのものです。



 

# by kanamaru-etsurou | 2016-08-15 18:00 | 五百羅漢〈250体〉 | Comments(0)






《 金丸悦朗も愛した 野の花たち 》

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再々ですが・・今年の ** 風船葛( ふうせんかずら ) ** 



( ムクロジ 科 )




昨年は 8月9日と 12月4日に紹介させていただきましたが、

今年の風船葛は この猛暑の中 昨年以上に元気で、何本かの朝顔と共に

山茶花の木を覆うばかりの勢いを見せています。
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花も どんどん咲いていますが 実もどんどん出来ていて 、
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完熟したタネが入った実も 見られるようになりました。
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完熟したタネです。
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タネが出来始めていても、

ツルを伸ばし 蕾を付け 花を咲かせ タネを作るという営みを

冬になって枯れるまで続けていく 風船葛です。


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ふうせんかずらは 他の植物たちには迷惑な存在ですが、

花も 実も タネも 全部 可愛らしく、

人間には愛される ツル性植物です。









# by kanamaru-etsurou | 2016-08-14 18:00 | 野の花 | Comments(0)







《 第 百 九十二 尊者 》





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材は 楠(くすのき)・・

大きさ・・この 第 百 九十二 尊者 の 大きさは 

総高   頭頂まで  7 . 2 c m 、
     岩座の幅  8 . 0 cm 、 奥行  6 . 7 cm 、
   頭の長さ  2 . 3 c m

すり鉢 径  3 .2 c m 、 すりこ木  4 . 7 c m


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この羅漢さん、

すり鉢で 何か 擂(す)っています 。  胡麻 でしょうか ?
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ゴリ ゴリ ゴリ ・・

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下方から 撮ってみました 。
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片目をつぶった この顔からすれば

擂っているのは やっぱり 胡麻 のようですね。






# by kanamaru-etsurou | 2016-08-13 18:00 | 五百羅漢〈250体〉 | Comments(0)






《 金丸悦朗も愛した 野の花たち 》

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** 石見川 の 花 ( いしみかわ の はな ) ** 


( タデ 科 )



昨年 11月 24日に掲載した 石見川 の 実 です。
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イシミカワは トゲが厄介なので、見つけると取り去るようにはしていますが、

崖地では 草刈りをサボっているうちに あちこちで繁茂し、

小さい木なら覆ってしまうほどの勢いを見せています。
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この時季 ぼちぼち 綺麗な実を付け始めています。
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実を見ると、「どんな花?」と見たくなるのが 私の習性。

実が出来始めたばかりなので 「 まだ 花は見られる筈 ! 」と

凝視してみましたが、花らしいものは見つからず、

蕾だけでした。



ところが、 この蕾 ( ↓ ) が やけに丸々していて

色付いていた実と同じような形をしていたので

他の蕾と一緒に家に持ち帰り、皮を剥いてみました。
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固くて黒いタネが入っていました !!

蕾ではなくて 色付いていない実だったのです !!

他の蕾だと思ったものも 剥いてみました。
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まだ色付いていないとしても、また小さいとしても、 

実が出来つつあるのは確かのようでした。



だとすると、石見川には 花は無いのか ?

蕾のうちに 自家受粉をして タネを作ってしまうのだろうか?

という疑問が膨らんできてしまいました。


ところが、観察を続けるうちに 

ちゃんとした花に 会えました !!

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小さくて 目立たない花でした。

蕾として出現するとすぐに花を咲かせ、

そして すぐに実を付けるようです。

実を色付かせるには ちょっと時間がかかるようですが、

それでも、千両や万両、南天などが 

赤く色づくのには何か月もかかることを考えれば

石見川の青い実の色付きは早いと言えます。

トゲを利用してぐんぐん伸びながら 

新たな花をどんどん咲かせていく石見川は

逞しく生きる植物の代表格と言えるでしょう。









# by kanamaru-etsurou | 2016-08-12 18:00 | 野の花 | Comments(0)




◎◎ 五百羅漢だけを ご覧になりたい方は 右側の カテゴリ欄 の《 五百羅漢 》を お選び下さい。


《 第 百 九十一 尊者 》





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材は 楠( くすのき )・・

大きさ・・・この 第 百九十一 尊者 の 大きさは

総高  天の鍵の上まで  14 c m
頭頂まで  9 . 7 c m
岩座の幅  8 . 0 c m  奥行   7 . 1 c m
  頭の長さ  2 . 3 c m

天の鍵の長さ  4 . 3 c m 
  

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この羅漢さん、

仏師から 天( 宇宙 ? 極楽 ? ) の 鍵 を 持たされました 。
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いい加減な 気持ちでは 天の鍵を 使えないと 思いますが 、

この羅漢さんには 並々ならぬ 気概と 集中力が 表されています 。



鍵 です 。      右手で 握り 、 左手で 支えます 。 

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← 下方からと          


 上方から ↓    撮ってみました。

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下方 からです 。

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天の扉は 心の 鍵 で 開けるべきもの ですが 、

仏師は 敢えて この羅漢さんに 鍵を 持たせ 、

この羅漢さんと 向かい合う 方に

「 あなたは どういう 鍵 を お持ちですか ? 」 と

問いかけているように 思われます 。





# by kanamaru-etsurou | 2016-08-11 18:00 | 五百羅漢〈250体〉 | Comments(0)

by kanamaru-etsurou