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仏師 金丸悦朗の挑戦

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追求し続けた いのち・エネルギーの表現

彼岸花の実





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《 金丸悦朗も愛した わが家の植物たち 》

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**  彼岸花 ( ひがんばな ) の 実  **  

( ヒガンバナ 科 )   





今日の らっきょうの花 です 。

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だいぶ 素敵な感じに 開いてきましたが 、これは 茎がしっかりしている上方の 花でして 、

下方には 起き上がれない 3 本の 花茎が あります 。

彼岸花の実_e0354596_16451740.jpg


この 3 本の 花茎には 根っこから 栄養分や 水分が 殆ど 送られていないようなのです 。

それでも 、茎の中に 残っていたエネルギーを吸い上げて

懸命に 花を咲かせ 、タネを作ろうとしています 。

昨今の 雨がちな天候と 低温に 助けられているとは思いますが 、

その姿勢には 頭が下がる思いです 。


これを 見て 思い出して 行ってみた所が あります 。

ヒガンバナの 花殻を 積み上げた所です 。

彼岸花の実_e0354596_16581373.jpg






彼岸花の実_e0354596_17100310.jpg


9 月頃に 咲いていた 彼岸花が 咲き終わると ・・
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このような 花殻 ( はながら ) に なりますが 、
彼岸花の実_e0354596_16345733.jpg

こうなった時に 花茎を 根元から ポキンと 折って あちこちに まとめて 積み上げてきました 。



ここで 毎年 感動することなのですが 、

折った時には 小さかった実が 今でも 大きくなり続けているのです !



この 積み上げてある花茎たちの 中から 代表となる 4 本を 並べてみました 。
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一番手前の 花茎には

エネルギーが 殆ど 残っていません 。

蓄えられていた 全ての エネルギーが 実に 注ぎ込まれたものと 思われます 。




手前の 3 本の 実を 並べてみました 。
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一番大きくなっている実 ( 一番手前 ) を 注目してみます 。
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写真を 撮ってましたら

ヤスデが 通り過ぎて 行きました 。
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これらの 実は どんなに頑張っても 完熟することは できないのですが 、

死ぬまで 熟させようとする 執念のようなものには 驚かされます 。


植物の 生きる目的は ぶれません 。

「 子孫を 残すこと 」 に 尽きます 。

それは 人間以外の 動物も 然り 。


ヒトも 生きもの ・ 動物の 中の 一つではありますが 、

人それぞれに 違った生きる目的があったり 、ぶれたり 、見えなくなったり ・・ 。

人 だったり 、人間 だったり ・・、個を 意識したり、絆を強調したり ・・、

定まらないながら それぞれの 生や死を 生きていくのが 私たちなのでしょうか ・・。



間もなく 菊の 季節に 入ります 。
彼岸花の実_e0354596_18022093.jpg




by kanamaru-etsurou | 2017-10-28 18:04 | 野の花 | Comments(0)

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