五百羅漢 第 二百 四十六
《 第 二百 四十六 尊者 》
大きさ・・この 第 二百 四十六 尊者 の 大きさは
総高 地球儀の上まで 10 . 7 c m 、
頭頂まで 8 . 2 c m 、
岩台座の幅 7 . 8 c m 、 奥行 6 . 8 c m 、
頭の長さ 2 . 5 c m 、
地球儀の径 2 . 5 c m
オイルステンで 少し色付け
表情を見てみますと・・
バランスを 取ったり 、 落ちてくる地球儀を 受け止めようとしている 両手です 。
上方から 撮ってみました 。
地球儀を 外してみますと ・ ・
↓ ① 太平洋と 日本を含む極東地域と オセアニア地域 ↓ ② 南北アメリカ大陸です。
↓ ③ ヨーロッパ ・ 中東 ・ アフリカ大陸 です 。 ↓ ④ アジア大陸 です 。
仏師は 常々 「 地図や 地球儀で 北が上になっているのは 最初に 考えた人達が
北半球に 住んでいたからだろうな ・ ・ 。 」 と 言ってました 。
そんなことが 根っこに あったのだろうと 思われます 。
その時には 地球儀 などというものは 存在していませんから
こういう場面は あり得ないことですが 、
仏師の心の中では 、羅漢さんは 時間 ・ 空間を 超えて 今 ここに 在る ということでしたから 、
矛盾は 無かったのだろうと 思います 。
そう考えると 、古い ・ 新しいに 拘らず いろんな物が 羅漢さんの身の回りに 出てきたことを
肯いていただけるのでは ないでしょうか 。
その像をお持ちの方にお願いして 写真を撮っていただき、PCに送っていただきました 。
写真撮影は 2 0 1 6 年 1 1 月 2 4 日 、
折しも 関東地方に 降 ・ 積雪 が ありまして 、
その方は 雪の上に 子邪鬼を 連れ出して 撮って下さいました 。
雪が 雲のように見え 、子邪鬼が 巨大に 感じられ 、
持っているのが 地球儀ではなくて 正に 地球だということを 感じることが出来ます 。
( 左上方に 枝 ・ 葉 が 写っているのは 愛嬌 ということで ・ ・ )
翌日 、青空を バックにした 画像が PCに 届きました 。
これも 大きさを 感じられますね 。 実際は 1 9 . 5 c m 、クス材 です 。
子邪鬼は 仏師の 心の中に 生きていた存在ですから 、
変幻自在 で いい訳で 、
地球を 軽々と 持ち上げていても 不思議は ありませんね 。
仏師は 羅漢さんに 地球儀を 額に 載せて バランスをとらせ 、
子邪鬼さんに 地球を 軽々と 手に 載せさせたりしたのですが 、
仏師の 心の中には かけがえのない 地球 に 対して
多分 同じような 愛や 問いかけが あったのではないか ・ ・ と 思われます 。
by kanamaru-etsurou
| 2016-11-29 17:01
| 五百羅漢〈250体〉
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