白粉花
《金丸悦朗も愛した野の花たち》
**白粉花(おしろいばな)**
(オシロイバナ科)
たくさんの実を付けますし 宿根草ですから
何年かで群落を作ります。
どうみても 我が家では ”野の花”的存在になっていて
多少手を焼いています。
夕方 まだ明るいうちに開花しますが
この時 雌しべと雄しべは綺麗に畳み込まれています。↑
雄しべが前に迫り出してきて
虫(蛾?)が来てくれるのを待ちます。
(5本のおしべの下方に色の違う頭を見せているのがめしべ)
そして、翌朝
どんどん萎んでいきます。↑
そして その花の中では
雌しべ、雄しべがますます接近し、↓
(花びらを破らせてもらいました)
更に密着して 自家受粉をします。↓
オシロイバナが
花の後 必ずといっていいくらい実(タネ)を付けるのは
この自家受粉によるのだと思います。
できれば 虫によって運ばれる別花の花粉が欲しいものの
虫が来なかった時の保険として
自分の花粉を雌しべに付けてタネを作ります。
白粉花の こういう逞しさから
「オシロイバナは 野の花」 と言いたい私です。
by kanamaru-etsurou
| 2015-08-23 02:39
| 野の花
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