木と蔓の面白い現象
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** 木 と 蔓 ( つる ) の 面白い現象 **
この木 名前は 判らないのですが 、
成長が 速くて お社の方に 覆いかぶさるように 伸びてしまっていたものですから 、
一昨日 重い腰を上げて 枝を切りました 。
その時 高さ 3 m くらいの所で 面白いものを 見ました 。
これは 持っていた ケータイで 撮ったものです 。
その時は この写真だけで 終わりにしようと思ったものですから
ツルを 切ってしまったのですが 、
その後 ブログでも 取り上げたくなり 、
家に戻って カメラを持って来て 撮りました 。
角度を変えて 撮ってみました 。 ツルの 切り口が よく見えています 。
切ってしまった 定家葛 ( ていかかずら ・ キョウチクトウ科 ) の ツルです 。
何故 木の幹の真ん中から テイカカズラの ツルが 出ていて
しかも そのツルが 生きて成長しているのかと 言いますと ・・
この 2 枚の画像を ご覧ください 。 幹の 裏 ( ↙ ) と 表 ( ↓ ) です 。
右側の 表側の幹の ツルの 上にある 割れ目は
元々は その部分は 分かれていて 2本の 同じような枝だったことを 物語っています 。
それは 左側の 裏の 画像で よく判ると 思います 。
1 0 年くらい前 2 本出ていた枝の 真ん中に
径が 2 mm くらいの テイカカズラの つるが 入り込み
そのまま 木の枝も 定家葛の蔓も 成長し続けたのでしょうね 。
木質が 柔らかくて 成長が速い 2 本の枝は 同じように 太り 、
やがて 接するようになり 、くっ付いたものと思われます 。
一度 入り込んだツルは 後ずさりしたり Uターンをしたりは 出来ませんから
2 本の枝に 挟まれ 、締め付けられながらも
許されるギリギリまで 成長し続けたと思われます 。
私が 切らなかったとしたら 挟まれた部分は そのままの太さで 、
その 前後で 太くなっていったと 思われます 。
見てみたかった思いもありますが 、 今となっては 無理な話です 。
因みに ・・ 定家葛の 花です 。
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同じようなことが 別のところでも 見られました 。
切って 持ち帰った 木の枝です 。
こちら 枝に 絡んでいるのは 野葡萄 ( のぶどう ・ ブドウ科 ) の 蔓です 。
最初は 枝を 締め付けていたツルが ・・
何年か 経って 今度は 逆に 自分が 締め付けられる番に なったようです 。
因みに ・・ 野葡萄の 花と 実です 。
植物の 世界にも 様々なドラマがあり 、
同じ生きものとして 考えさせられることが 多々あります 。
お社の 周りの 草紅葉のおかげで 枝切りの 緊張感から 解放されました 。
by kanamaru-etsurou
| 2017-12-07 18:00
| 野の花
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