悦朗の 子邪鬼像の 流れ
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《 金丸作品と共に・・ 》
** 悦朗の 子邪鬼像 ( こじゃきぞう ) の 流れ **
平成 5 年の ギャラリー・モマンプレザンでの 【 子邪鬼展 】 開催から
子邪鬼像の 流れをも 生じさせることに なりました 。
その時 出展されたのは この 《 とんぼ 》を 含めて 8 体 。
クス材 、像高は 3 0 ~ 36 cm です 。
庭で 撮った写真が 残っていましたので 載せてみます 。
① 《 とんぼ 》
② 《 ほほえみ 》
【 もう一つの 金丸ワールド 】 で 以前 ご紹介しました 。 ( 2017 6 / 9 )
③ 《 竹馬 ( たけうま ) 》
⑥ 《 あっかんべ ~ 》
⑦ 《 馬 ごっこ 》
後に 【 子邪鬼 十二支 】 の 中に 似ているものが 出てきます 。
⑧ 《 釣り 帰り ( つり かえり ) 》
「 釣れなかった ・・ 」 という 寂しい気持ちを 出しながら
何故か この 子邪鬼さんが 生き生きしていて
見る者に 愛しさまで 感じさせてしまうような この 作品を
仏師は 気に入っていましたので
『 作品集 』 や 『 遺作集 』 にも 掲載しましたし 、
県民ギャラリーでの 展示会にも お借りして 出展しました 。
望月さん撮影の 子邪鬼 《 釣り 帰り 》 です 。
◎ 個展に 出したのは 以上の 8 体 でしたが 、
それを ご覧になった 釣り好きの方から
「 釣れた喜びを 出している子邪鬼を 彫って欲しい 。 」 との ご注文が ありまして 、
それに お応えして 作ったのが この 《 釣れた ! 》 です 。
◎ 翌年 ( 平成 6 年 、1994 ) の 釣耕苑 ( ちょうこうえん ) の 個展では
子邪鬼 《 騎馬戦 》 も 出展されました 。
この 作品は クス材の 一木造りですので 、
内部など 彫り難い部分が 多々あり 、かなり 苦労して作ったものです 。
この 子邪鬼さんたち 3 年前の 展示会にも お借りして 出展しました 。
遺作集にも 載せましたし 、この ブログの シンボル画像と なっています 。
仏師 存命中は 近くに ありましたが 、
遺作展 ( 2012 ) にて 富士市の お寺の お坊さんに お譲りし 、
県民ギャラリーでの 展示会では お借りして 展示させていただきました 。
子邪鬼 12 体は 次回 紹介させていただきます 。
◎ 平成 16 年の 石雲院での 2 回目の 展示会 ( 陶芸家 成田 尚氏との 二人展 ) では
懸 仏 ( かけぼとけ ) としての 子邪鬼像 5 体 を 出展させました 。
他に 《 天馬 ( てんま ) 》 、《 風神 の 子 》 、《 雷神 の 子 》 、《 これ 》
子邪鬼 十二支までの 子邪鬼像の 手足の 指は
邪鬼像と 同じ 4 本 でしたが 、
この 懸 仏 の 子邪鬼像から 5 本 に なりました ! ! !
何故だか 聞いていませんが 、
仏師の 心の 中では
子邪鬼さんは 人間の 子どもと 同じ 存在に なっていたのかも しれません 。
懸 仏 の 子邪鬼像は 今年 3 / 2 5 ~ 4 / 2 の ブログ に 紹介させていただきました 。
よろしかったら ご覧ください 。
◎ 次に 子邪鬼像が 出展されたのは 平成 19 年 ( 2007 ) の 第 3 回の 石雲院 個展 でした 。
貝を 使って 作った 楽器を 懸命に 奏でています 。
この 子邪鬼さんは ムキになって 太鼓を 叩いているようですね 。
手指 、足指 は 5 本です 。
15 体の 《 貝音 》子邪鬼像の 写真を 7 / 15 の ブログに 載せてあります 。
良かったら ご覧ください 。
◎ 平成 2 0 年 ( 2 o o 8 ) の 第 4 回の 石雲院 個展 では
《 指しゃぶり 》 、《 ふ~ 》 、《 風に 飛ばせ 》 、《 その先 》 、《 ここ 》 と
最近まで ミニ展示場にあった 《 この 指 》 と 、
今でも ミニ展示場で《 龍観音 》 の 足の位置で にこにこしている 子邪鬼 《 ちょうちょ 》 の
7 体 が 出展されました 。
ブログで 紹介させていただいております 。
それ以外の 5 体 は 残念ながら 写真も 残してありません 。
◎ 平成 21 年 ( 2 0 0 9 ) の 第 5 回 石雲院 個展では
《 地球 》 と 題して 、 子邪鬼像としては 最後となる 3 体 が 出展されました 。
そのうちの 1 体が 羅漢 第 二百 四十六 尊者 の ブログ ( 2016 11 / 29 ) で
取り上げられました 。
金丸悦朗に よって 5 0 体 以上の 沢山の 子邪鬼像が 作られましたが 、
今 ミニ展示場で 見られる 子邪鬼像は
龍観音 ( りゅうかんのん ) の 足の 代りをしている 《 ちょうちょ 》 と
貝音 ( かいおん ) の 3 体 と
沢山の 子邪鬼さんたち あちこちの お宅で
元気を 振りまきながら 生きていることでしょう 。
次回は 先ほど 申し上げましたように 【 子邪鬼 十二支 】 を ご紹介いたします 。
by kanamaru-etsurou
| 2017-08-26 17:55
| 金丸作品と共に・・
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