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仏師 金丸悦朗の挑戦

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追求し続けた いのち・エネルギーの表現

クフェア





 ◎◎ 羅漢だけを ご覧になりたい方は 右側のカテゴリの欄で 《 五百羅漢 》を お選び下さい。



《 金丸悦朗も愛した 野の花たち 》



** クフェア **  


( ミソハギ 科 )


山小屋工房へ行く途中の峠近くに 何十年も前から

花期が長いピンクの可愛い花を咲かす 小さな木のような植物が生えています。

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繁茂するのでもなく、かといって やっと生きているというのでもありません。

花茎が 1cmほどの 可愛くて はかなげな花をつけながら 意外に 生命力が強く、

切り花にして花瓶に挿しておくと 容易に発根しますから

挿し木にして増やせば、かなり増えると思えるほどの植物です。



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これも いつから生えているのか 分らないのですが、

下の工房の近くの階段下に 白花クフェアが咲いています。

( クフェアという名前は 数年前 花屋をしている三女( la renoncule ) から 聞きました。)

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クフェアの枝には 蕾と 花と 花が終わった萼のようなものの他に

不思議なものが付いています。
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そこで、より良く観察するために昨日 一枝を 家に持ち帰り、ルーペで見たリして、

蕾からの 流れを追ってみました。

花の上に立っているのが 蕾です・・
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↓ ここでは 2つの花に注目して下さい。
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  花びらが終わった跡です。 ↓ (前の写真にも 花の前後に 3 個 写っています。)
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↓ 次に 萼のようなものが 開くのです。
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萼が 何のために 開いたのか・・?

そこには 花が咲いた後に出来る筈の実(タネ)が 在る筈・・と思い、

今朝 カメラを持って 見に行きました。



良く見ると、やっぱり、 開いた萼の中に 実のようなものが 付いてました !

しかも、あちこちに。
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それを確認した結果、

植えた憶えが無いクフェアが 何ヶ所かで咲いていることを 納得できた次第です。

タネを そこに 蒔いてくれたのは 鳥だったのでしょうか・・。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



本日、仏師金丸悦朗の母 ( 悦朗が亡くなった5年前から全盲になり、

毎日 早くお迎えが来てくれることを望み続けていた 101 歳です)が

病院にて 穏やかに 永眠いたしました。

息子が 迎えに来てくれたのでしょうか・・。


薬師草が 今年 何とか頑張って咲いてくれたのは こういうことだったのか・・と

しみじみ 思っています。

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《 野の花 ブログ 》 主に我が家の植物たちを 見つめて 紹介させていただきましたが、

最後の羅漢紹介を前に

このあたりで 一応 終わらせていただきます。

羅漢 250体 紹介終了後も

折に触れて 作品などを紹介させていただくつもりですが、

花たちも 顔を出すかもしれません。

その時は 皆様の 癒しにでもなれば・・と 思っています。

                        金丸 邦子







by kanamaru-etsurou | 2016-11-26 18:00 | 野の花 | Comments(0)

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